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退団にあたり、お客様へのご挨拶

劇団5454を応援してくださっている皆様、お世話になっている皆様へ

竹間梨香です。
今回は皆さんにこの場を借りてご報告をさせていただきます。
急なお知らせとなってしまうのですが、今回の「トランスイマー」をもって私、竹間梨香は劇団5454を退団致します。

5454は、間も無く旗揚げから6周年を迎えます。旗揚げメンバーとして俳優部に加入し、2014年にスペイン留学へ行くために休団し、2016年に「時喰」で復活。
今振り返ってみるとスペイン留学から帰国後、まさかの東京ではなく大分に住んでいたりというハチャメチャで自由奔放な私。
そんな私を「時喰」で舞台の道に戻してくれたのも、受け入れてくれたのも5454。そして、劇団を応援してくださる皆様でした。
散々私のやりたいこと、やってみたいことを受け入れて応援してくださっているファンの皆さんや、メンバーのみんなには最初からワガママばかり言って、沢山甘えてきました。
本当に感謝でいっぱいです。

今回退団という決断に至ったのは、近い将来にやりたいこと、チャレンジしたいことが劇団の外側にも出来たことが大きいです。

退団しなくてもこのままやりたいことを続けながら、舞台をやって行くことも考えました。
きっと5454メンバーやファンの皆さんは優しく応援してくれる。甘えっぱなしな竹間梨香でいたら、舞台の出演は可能なのかもしれないし、出来なくはないことなのかもしれない。

だけど、メンバーの負担や協力を考えるとずっと甘えてばかりはいられないし、全てのことが中途半端になってしまうし、このままだと今後別のやりたいことが大きくなったときに、これだけ大好きなことさえも言い訳にする時が来るだろう。
また甘えてしまったら、きっと一生決断をすることができないまま。周りに甘えた人生を送ってしまう気がして。
自分の成長のためにも「トランスイマー」を本気でやりきって、次のステップに進むために劇団の引退を決意しました。

振り返ると高校生の時共演した山岡竜弘さんの出演する舞台を観に行かせていただいたのが、プロデュース時代の作品「アフターサービス」でした。漁介さんの作品、そして役者さんに激惚れし、舞台ってかっこいい!って思いました。
そして、高校生の時から何度かプロデュース公演に出演し、旗揚げメンバーとしても5454に参加しました。プロデュース公演から数えるとほとんどのメンバーとは9年近く歳月を共にしてきて、沢山の思い出も喜びも苦難も共有してきました。当時16歳という私を仲間として受け入れ、優しく包み込み時に厳しく叱ってくれたメンバー。仲が良く、いつも笑いに変えてくれる素敵な人間が集まっている。
私は、親バカ子バカならぬ劇団員バカなのです。心からメンバーを尊敬しているし、心から大好きです。

生のステージでのお客さんの空気感やお客さんの生の声を聞ける舞台が大好きで、演じることが大好きです。きっとこれからもずっとずっと大好きです。

沢山の愛と沢山の笑顔、沢山の喜びを私にくださった皆様と劇団員、スタッフさん、竹間梨香に携わってくださったすべての皆様に愛と感謝を込めて。最後になる作品「トランスイマー」を全力で駆け抜けたいと思います。
お別れのご挨拶ではありますが、5月31日の大分千秋楽までは劇団員なので、まだまだよろしくお願いします。

20178.3.4 竹間梨香


竹間梨香が、新たな道への歩みを決めました。
祝福の気持ちが一番で、寂しさが二番。
応援してくださってる皆さまへは、いつも一方的な報告になってしまい心苦しいのですが、5454のチームワークはこの激しい変動のおかげでもありまして、こればっかりはもうどうにもならないのです。

5454作品での竹間は、榊と並んで常に現代女子を作り上げてくれました。
「ランドリーシンドローム」のミナヅキ、「マザー」のアカリ、「時喰」の由奈、「好き」の愛、そして今回「トランスイマー」も。
どの役も僕の中で作られたキャラではなく、確実に竹間から生まれているもので、竹間と出会わなければ書けなかった人間たちです。
舞台上だけではなく天真爛漫な彼女は、芝居と日常の境界線が曖昧なのも魅力的。どんな台詞も、自分の言葉としてお客様に届けてくれます。表現方法などの技術を磨くことに興味のないところを見ると、一人の人間を作ることの重要性を感覚でわかってるのだと思います。
普段から、全ての人間への興味や敬意を持っている彼女は、他人の感覚の吸収力が抜群であり、だからこそ自分の考え方もどんどん飛躍していきます。そのエネルギー量は、周りの人間へも活力を与えてくれます。それに支えられていた部分がなくなってしまうのは寂しいですが、5454を卒業した竹間は、もっと多くの人や自然から学び、もっと多くの人を楽しませてくれることでしょう。
そんな竹間を追っていく喜びを、僕はお客様と共有したく思っています。
いつもながら勝手ではございますが、竹間梨香並びに劇団5454をこれからも応援していただけましたら幸いです。

春陽漁介